こんにちは。
福井県坂井市三国町で髪と頭皮に優しいカラー専門美容室を運営しておりますバニラです。
今回はなぜ「ジアミンアレルギー予防」に力を入れているのか?をテーマに記事を書きたいと思います。
以前は、

くらいの気持ちだったのが、なぜ今ジアミンアレルギー予防にこだわった店づくりをしているかお話していきます。
目次
ヘアカラーは誰にでもできる技術
一般的なお話をすると、美容室に入社するとまず最初にシャンプーの技術を習得します。
次に覚えるのが、白髪染めの技術になります。
その次におしゃれ染めの技術に入ります。
ヘアカラー(特に白髪染め)は比較的簡単な技術で失敗はあまり起こらない技術です。
ココに注意
正確に言うと失敗が見えづらい技術
一般的には入社して3カ月後にはお客様に入客し、半年もすれば1人で任される技術です。
ホームカラーで自分で染める人もいるので、

という認識でした。
さらに、

という認識もありました。
しかし、次の2つの出来事でその認識が変わりました。
- お客様が、ジアミンアレルギーを発症
- お客様は、かゆみを我慢している
お客様様がジアミンアレルギーを発症
いままで、ジアミンアレルギーを発症したお客様が数名いらっしゃいました。
そのたびに間違った対処法をしていました。
ジアミンアレルギー発症事例①
ある日お客様から

と連絡がありました。
最初ヘアカラーのかぶれを発症したお客様は、ジアミン配合のヘナをされていたお客様でした。
当時は何の知識も無かったので、ジアミン配合のヘナがダメなんだと思い込んでしまいました。
ココがダメ
ジアミン配合ヘナはダメという思い込み
ジアミンアレルギー発症事例②
次のお客様は、通常の白髪染めを1か月半に1回されていたお客様でした。

と言われ、当時はまだ知識も、取り扱っている薬剤も少なかったので、ヘナの2度染めをオススメし、それ以来ヘナをされていました。
ココがダメ
かぶれたら天然ヘナでしか染めれない、という思い込み
ジアミンアレルギー発症事例③
次のお客様は2週間に1回白髪染めをしていたお客様でした。
そのお客様もヘナの2度染めをオススメし、それ以来ヘナをされていました。
ある日

と言われましたが、

とお断りしてしまいました。
ココがダメ
ノンジアミンカラーでも、明るく出来る方法を知らなかった
ジアミンアレルギー発症事例④
次のお客様は1カ月半に1回おしゃれ染めをしていたお客様です。
発症してからは、しばらく地肌にはつかないように通常のジアミンカラーを塗布していました。
しかし、それでも症状は変わらず、ヘアカラーをやめてしまいました。
ココがダメ
地肌をあけても、ジアミンは必ず接触することを知らなかった
お客様はかゆみを我慢している
そんなこんなで、ジアミンアレルギーを予防できるレゾシステムを導入しました。
大変好評でたくさんのお客様にして頂いています。
しかし、そこでお客様から思わぬお声を頂きました。

「ありがとうございます。」 とは言ったものの、内心「えっ!今まで我慢してたの?」と思いました。

と思いだしました。
ヘアカラーの見直し
もう一度ジアミンについて勉強
それからは、もう一度ジアミンについて勉強を始めました。
- そもそもジアミンってなに?
- なぜアレルギーになるの?
- どうしたらアレルギーを予防できるの?
- アレルギーになったらもう染めれないの?
全国の美容室でジアミンアレルギーに力を入れているホームページを見たり、本を買ったり、調べまくった結果
ヘアカラーは難しくて危険
世界一の長寿大国な日本人が世界一ヘアカラーをする回数が多いので特に命にかかわることはないですが、
このままではマズイです。
ジアミンの接触回数の増加や手軽に染めれるホームカラーの増加により、
今後10年後、20年後ヘアカラーが出来なくなる人が急増することが予測できます。
これが今のヘアカラー現状です。
ジアミンアレルギーは治らない
ジアミンアレルギーを発症してしまったら、もう2度とジアミン入りのヘアカラーはできません。
ココに注意
- 1年経ったから大丈夫
- オーガニックカラーだから大丈夫
- 地肌から塗らないようにする
- ヘナだからケミカル入りでも大丈夫
これらは間違った方法です。
ジアミンアレルギーを発症してしまったらノンジアミンカラー以外では染めれません。
ヘアカラーに対する思い
過去にアレルギーを発症してしまった人はもう当店には来ておりません。
知識や技術不足で長年築いてきた関係が無くなってしまうのは寂しいものです。
そんなこんなで、
- ジアミンアレルギーの予防の徹底
- ジアミンアレルギーになってもできるヘアカラー
これらをもっと勉強し、

と真剣に思っています。
ではでは。