こんにちは。
福井県坂井市三国町の「髪と頭皮に優しいカラー専門美容室Vanilla」です。
最近ちらほら白髪が気になるんですが、抜いたらだめですか?
結局白髪は、抜くのか切るのか染めるのかどれがいいんですか?
30代から40代にかけて、ちらほら出始める白髪、どのように対処すればいいか悩みますよね。
今回は、気になるちらほら白髪の対処法を、カラー専門美容師が実体験をもとに解説していきます。
まずは結論から
まずは結論から言いますと、
結論
- 白髪を抜くのはNG
- 白髪を切るのは要注意
- 白髪は染めるのが1番良い
このようになります。
さらに、白髪を染める場合のポイントは、
ポイント
- 黒髪の方は、トリートメントカラーがおすすめ
- 既におしゃれ染めをしている方なら、おしゃれ染めに白髪染めをミックスするのがおすすめ
このようになります。
さらに、
ヘアケア
- 白髪を予防するNOTTO OGシリーズ
- 白髪を改善するNOTTOシリーズ
- 体の酸化と老化を予防するミネラルベンデル
これらのヘアケアシリーズを使用するのもおすすめ。
詳しく説明していきますね。
白髪を抜くのは、デメリットだらけ
まずは、1番やりがちな、白髪を抜くという方法ですが、
「絶対にしないほうがいい!」
というのが、私の意見です。
数本くらいならいいでしょう。
白髪を抜くと、なんかスッキリする。
というように、白髪を抜きたくなる気持ちは、非常に分かります。
自分も白髪が出始めのころ、何の知識も無かったので、抜いてました。
しかし、色々調べたり、実体験から踏まえると、はるかにデメリットの方が多いです。
そのデメリットとは、
白髪を抜くデメリット
- 白髪が増える可能性がある
- 髪の毛が薄くなる可能性がある
この2点です。
詳しく見ていきましょう。
白髪を抜くと白髪が増える?
白髪を抜くと、白髪が増えるんですか?
と、よく質問されることがあります。
以前は、その疑問に対しての科学的根拠はありませんでした。
メラノサイトは、髪の毛1本1本で独立しているため、白髪を抜いても、他の髪の毛には影響がない
と、言うのが、今までの考えかたです。
しかし、最近の研究では、
白髪を抜くと同じ毛穴から生えている黒髪に、影響がでる可能性がある
と、言う話も出てきています。
その理由がバルジ領域と呼ばれる場所に色素幹細胞が存在することが分かったからです。
バルジ領域とは
上の写真を見て頂くと、毛母細胞よりも皮膚側に存在するバルジと書かれた部分が見えます。
それがバルジ領域という部分です。
髪の毛は1つの毛穴から、2~3本の髪の毛が生えています。
この複数の髪は、1つのバルジ領域で共有しています。
つまり無理やり白髪毛を抜くことで、このバルジ領域を傷つけてしまい、色素細胞(メラノサイト)が作られなくなり、
同じ毛穴から生えている黒髪も白髪になる可能性がある!
と、いうことになります。
白髪を抜くことで、白髪が増える可能性が少しでもあるなら、抜かない方がいいですよね。
白髪を抜くと、髪が薄くなる?
白髪を抜くと、髪の毛が薄くなるって本当ですか?
と、思うかもしれませんが、
自分は実際に白髪を抜き続けた結果、薄くなりました。
なぜ断言できるかというと、
自分は最初、右より左のもみあげ部分に白髪が集中してました。
気になって、左の白髪だけ抜いていた結果、
「明らかに右のもみあげより、左のもみあげが薄くなった!」
と、実感しているからです。
抜くのをやめて、何年も経ちますが、今でも左右の毛量の違いは戻りません。
皆さんも眉毛を抜き過ぎて、生えてこなくなった経験などないですか?
それと同じです。
髪の毛を抜くと毛根が傷つく
先ほどと同じ写真ですが、髪の毛は、毛根部分で生まれ成長していきます。
毛乳頭部分に栄養が運ばれ髪の毛が生まれ、成長していくのですが、それを無理やり引き抜くとどうでしょう。
次第に髪の毛を作る力が弱くなり、薄毛→細毛へとつながっていきます。
特に白髪が気になる生え際、分け目部分は、将来薄くなりやすい部分です。
絶対に抜くのはやめましょう。
白髪を切る場合の注意点
白髪を抜くのはダメなら、切ればいいんですよね。
と思うかもしれませんが、白髪を切るにも注意する点があります。
注意点とは、
白髪を切る注意点
- 顔回り、分け目は、切りすぎない
- すでに白髪染めをしている方は、なるべく切らない
この2点です。
詳しく解説する前に、まず白髪を切る場合は、専用のハサミを使用しましょう。
通常のハサミだと大きすぎて、周りの黒髪も一緒に切ってしまう恐れがあります。
このような、専用のハサミを使いましょう。
顔回り・分け目付近の白髪を切るときの注意点
顔回りや、分け目の白髪が気になるんですよ。
と、いう気持ちは非常に分かります。
ただし、白髪は、普通の髪の毛よりも硬いという性質があります。
少し伸びてくると、ピンピンと、白髪が立ってきますので、
「余計に白髪が気になる!」
と、いうことになりかねません。
できるだけ白髪を切る部分は、根元部分が隠れる箇所にしましょう。
白髪染めをしている方は、できるだけ切らない
もうすでに、白髪染めをされている方で、
次の白髪染めを行う間に白髪を切る方がいらっしゃいますが、実は、できるだけ切らない方がいいです。
理由は、
顔回りの短い白髪は、1番染めるのが難しい
からです。
顔回り・もみあげは、ただでさえ染まりにくい部分で、染め残しが発生しやすい部分ですが、
さらにその白髪の長さが短いと、白髪染めを塗布しても弾いてしまい、染め残しが起こってしまいます。
白髪染めを定期的にされている方は、特に顔回りの白髪を切るのは控えましょう。
ちらほら白髪は、染めるのが1番良い
以上のことを踏まえると、結局ちらほら白髪は染めてしまうのが1番良いと感じます。
もう、いきなり全体を白髪染めしないとダメですか?
と、思うかもしれませんが、焦らないでください。
ちらほら出てきた白髪を染める程度なら、いきなり全体を白髪染めする必要はないですよ。
それでは、ここから
- 現在黒髪で、今後も明るくするつもりがない方
- 現在おしゃれ染めをしていて、暗くしたくない方
この2つのパターンのちらほら白髪を染めるおすすめ方法をお伝えします。
現在黒髪で、今後も明るくするつもりがない方
現在、ヘアカラーをしていなくて、黒髪で、これから先も髪を明るくするつもりがない方は、
- 自分で気になるところだけ、トリートメントカラーで染める
- 美容室で、全体をトリートメントカラーで染める
- 暗めの白髪隠しで、カバーする
というのがおすすめです。
自分で、気になるところだけトリートメントカラーで染める
現在、ちらほら白髪だけが気になっていると思いますので、ブラック系のトリートメントカラーを使用するのがおすすめです。
NODIAカラートリートメント ダークブラック
¥3,590
黒髪に自然に馴染みますし、自宅で手軽に使用できます。
最初は染まりづらいと思いますので、何回か繰り返し使用してみてください。
美容室で全体をトリートメントカラーで染める
自分で白髪を見つけて、染めるのは難しいです。
という方は、美容室で全体をトリートメントカラーで染めてもらいましょう。
美容室でするトリートメントカラーは、自分で染めるより、染まりがよく、色持ちも長いです。
トリートメントカラーを扱っているお店は少ないので、事前に確認しましょう。
白髪隠しを使う
一時的に白髪隠しで、カバーするのも1つの手段です。
スプレータイプ、スティックタイプ、パウダータイプと、色々種類はありますが、現在ヘアカラーをしていない状態なので、
このように、色はブラックを選択しましょう。
現在おしゃれ染めをしていて、暗くしたくない方
現在おしゃれ染めをしている方で、
白髪染めは、暗くなるから嫌だ。
と、言う方もいると思います。
実際にいきなりおしゃれ染めから白髪染めに移行してしまうと、暗く感じてしまいます。
なので、おすすめする方法は
- デザインカラーで、白髪をぼかす
- おしゃれ染めに、白髪をミックスする
- 明るめの白髪隠しでカバーする
この2つです。
デザインカラーで、白髪をぼかす
1つ目の方法は、デザインカラーで白髪をぼかす方法です。
1色で染めるのではなく何色かをブレンドし、白髪を目立たなくするデザインカラーをすることで、ちらほら白髪を目立たなくできます。
ただし、自分ですることは難しく、必ず美容室でする必要があります。
デザインカラーが得意な美容室を探しましょう。
当店では、この方法はできないので、次の方法をおすすめします。
おしゃれ染めに白髪染めをミックスする
デザインカラーは、ちょっとハードルが高いです。
と、言う方におすすめなのが、おしゃれ染めに白髪染めをミックスする方法です。
普段、おしゃれ染めをされている方には1番ハードルが低く、自然にちらほら白髪をかくしていける方法です。
例えば、8レベルの明るさのおしゃれ染めをされている方の場合、
8レベル
- 1回目→9レベルおしゃれ染め+8レベル白髪染め
- 2回目→9レベルおしゃれ染め+7レベル白髪染め
このように、少しずつ白髪染めの量を増やしていくことで、ちらほら白髪をカバーでき、自然に白髪染めに移行できます。
自分でするのは難しいので、美容師さんにやってもらいましょう。
白髪隠しを使う
おしゃれ染めをしている方でも、一時的に白髪隠しでカバーするのも1つの手段です。
こちらも、スプレータイプ、スティックタイプ、パウダータイプと、色々種類はありますが、現在ヘアカラーをしていて明るい状態なので、
このように、ブラウンと書かれたものを選びましょう。
ちらほら白髪対策 まとめ
少しは、ちらほら白髪の対処法をご理解いただけたでしょうか?
最後にもう一度おさらいします。
結論
- 白髪を抜くのはNG
- 白髪を切るのは要注意
- 白髪は染めるのが1番良い
このようになります。
さらに、白髪を染める場合のポイントは、
ポイント
- 黒髪の方は、トリートメントカラーがおすすめ
- 既におしゃれ染めをしている方なら、おしゃれ染めに白髪染めをミックスするのがおすすめ
と、いうことになります。
白髪は気になりだすと、非常にストレスに感じます。
ちらほら白髪の対処と同時に、できるだけ白髪を増やさないヘアケアも非常に大切です。
なんと、当店でも扱っている、NOTTOシリーズと、ミネラルベンデルで、白髪が改善できるかもしれません。
頭皮の老化を予防・改善することができるNOTTOシリーズやミネラルベンデルを使用してみてはいかがでしょうか?
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いつかは誰もが向き合っていかなければいけない白髪ですが、ぜひこの記事を参考に頭皮に優しい白髪の対処法・ヘアケアを心がけてください。
ではでは。