こんにちは。
福井県坂井市三国町にある「髪と頭皮に優しいカラー専門美容室Vanilla(バニラ)」です。
という事で、今回はVanillaでも取り入れている、ヘアカラーをして、傷んだ髪に最適な、美革(ビカク)ストレートの解説をしていきます。
美革(ビカク)ストレートの特徴
美革(ビカク)ストレートの特徴は、3つあります。
美革(ビカク)ストレートの特徴
- 縮毛矯正じゃないような、柔らかく自然なツヤ髪
- クセだけじゃなくパサつき・ごわつきなどのお悩み改善
- 短時間で、ダメージレス
美革(ビカク)ストレートは通常の縮毛矯正よりダメージが少なく、短時間で仕上がる次世代の髪質改善ストレートです。
クセが気になる方はもちろん、ツヤが出ない(パサつきやゴワつき)広がりなどのお悩みも改善することができます。
硬く、真っすぐになりすぎることがないので、ヘアカラーや縮毛矯正を繰り返している方、エイジング世代の方におすすめです。
美革(ビカク)ストレートがおすすめな方、おすすめしない方
美革(ビカク)ストレートがおすすめな方とおすすめしない方を説明していきます。
おすすめな方
- 縮毛矯正・ヘアカラーを繰り返して、髪が傷んでしまった
- 不自然な直毛にしたくない
- クセが強くウネり・膨らむ
- 髪がまとまらない・パサつきツヤが出ない
- 手触りがゴワゴワ・ザラザラ
- 年々、髪質が変わり、まとまりがなくった
- トリートメントをしても満足できない
- 毎日の朝の時間を短縮したい
おすすめしない方
- ウェーブスタイルが好き
- ツヤ・おさまりよりボリューム感が大事
- 自分のクセを活かしたい
- 現状の髪質に満足している
-
参考ヘアカラーと同時にクセうねりを改善するリノヴィールカラー
こんにちは。 福井県坂井市三国町にある髪と頭皮に優しいカラー専門美容室バニラです。 ここ最近美容室で髪質改善というメニューが増えてきました。 髪質改善は繰り返し施術することで髪質が改善し、くせ毛がおさ ...
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カラー専門美容室で美革(ビカク)ストレートをする3つの理由
と、思う方もいるかもしれませんので、説明します。
理由は3つ
3つの理由
- 他店でストレートをして、傷んで帰ってきた
- 今の縮毛矯正が、エイジング毛に耐え切れない
- トリートメントの限界
このようになります。
他店でストレートをして、傷んで帰ってきた
毎月ヘアカラーだけ、当店でしているお客様が、ある日前髪がかなり傷んだ状態(ビビり)ご来店され、こう言いました。
残念ながら、1度傷んでしまった髪の毛は、元通りするのは難しいです。
縮毛矯正をした美容師さんが悪い!
というのではなく、ヘアカラーの履歴をきちんと把握できていなかったのが問題です。
美容室で1番目、2番目にダメージしてしまうヘアカラーと、縮毛矯正は同じお店でした方が良いのでは?
と、思ったのが美革(ビカク)ストレートを取り入れた1つ目の理由です。
今の縮毛矯正がエイジング毛に耐え切れない
年齢とともに髪質が変わり、うねり、パサつき、広がりが出てきます。
これをエイジング毛と呼ぶのですが、このエイジング毛・ヘアカラー・痛みが混在したクセを伸ばすのは、今までの縮毛矯正ではとても難しいのです。
この色々な要因が混在したクセを伸ばす為には、美革(ビカク)ストレートが必要と思ったのが2つ目の理由です。
トリートメントの限界
当店でも、トリートメントメニューがありますが、クセ毛・広がり・エイジング毛に対して、100点を出せるトリートメントはありません。
髪に栄養が入り、手触りは良くなり、ある程度は落ち着くのですが、やはりトリートメントだけでは限界があります。
お客様のお手入れが楽になり、なおかつ長持ちさせるには、縮毛矯正は欠かせません。
できるだけ髪に負担がかからない縮毛矯正を探し求めた結果、美革(ビカク)ストレートにたどり着きました。
日本人の約7割はクセ毛です
日本人のクセ毛の割合は70%~80%と言われています。
それでは、美容室のお客様で縮毛矯正をしている人の割合はというと、15%以下です。
つまりクセ毛の人の50%以上の人は、縮毛矯正をかけていないという事になります。
クセ毛の対処方は、
- クセ毛を活かしたヘアスタイルにする
- トリートメントで収める
- 毎日アイロンする
- (パーマなどで)ウエーブスタイルにする
- クセ毛が気にならないように、短いヘアスタイルにする
このように縮毛強制をしなくても、様々あります。
しかし、縮毛矯正に対して、あまり良くないイメージを持っているから、縮毛矯正をしないという方もいるかもしれません。
縮毛矯正に対するネガティブイメージ
縮毛矯正は、クセで膨らむ、うねる、まとまらないといった髪を、真っすぐサラサラで扱いやすくするための美容室メニューです。
しかし、何度か縮毛矯正をしているうちに、新たな悩みが出てきます。
縮毛矯正の悩み
- 髪のダメージ
- 毛先がツンツンすぎ
- 根元がペタンコ
- 髪が固くなる
- コテで巻いてもすぐに取れる
- 時間がかかる
これらの悩みは、お客様だけではなく、美容師側も感じていたことです。
これらの悩みがおこる原因は、主に2つあります。
- アルカリ度の強い薬剤
- アルカリで傷んだ髪へのプレスアイロン
ここ20年ほど縮毛矯正の薬剤・技術は、劇的な進化はしておらず、これらの悩みは、ある意味しょうがないと思われていましたが、近年ようやく新しいストレートシステムが普及し始めました。
その新しいストレートシステムの1つが、今回Vanillaで導入した美革(ビカク)ストレートなのです。
美革(ビカク)ストレートの施術行程
step
1毛髪診断
お客様のヘアカラー、縮毛矯正の履歴を確認させてもらいます。
適切な薬剤・トリートメントをお選びします。
step
2(ヘアカラー)シャンプー
最初にシャンプーをさせていただきます。
ヘアカラーを同時にする場合は、先にヘアカラーをします。
step
3前処理トリートメント
ダメージの補修・薬剤の浸透を促す為に事前にトリートメントをします。
step
41剤塗布
髪質に合った薬剤を塗布していきます。
step
5チェック・お流し
10~15分前後でチェックし、良ければ一度流していきます。
step
6中間トリートメント
1剤を分解し、弱酸性に戻す為のトリートメントをします。
step
7ブロー
デンマンブラシ・ロールブラシ・ツインブラシ等でブローし、クセを伸ばしていきます。
step
8アイロン
熱酸化をする為に、軽くアイロンしていきます。
step
92剤塗布
ストレートを完全に定着させる為にシャンプー台で、2剤を塗布していきます。
step
10後処理トリートメント
2剤を分解し、髪の毛・頭皮を元通りの状態にする為のトリートメントをします。
トータルの所要時間が気になる方は、施術実例をご覧ください。
なぜ髪の毛を傷めず、施術時間が早く、自然なストレートになるのか?
と、思われるかもしれませんので説明します。
通常の縮毛矯正の場合、
通常の縮毛矯正の場合
- 1剤で必要以上に軟化させ(痛ませ)ないといけない
- 1剤で傷んだので、アイロン前のドライに時間がかかる
- 時間をかけて、細かくアイロンでクセを伸ばす
- 結果、アイロンの熱で髪が傷み、時間もかかる
- アイロンでタンパク変性を起こすので、不自然な直毛になる
一方、美革(ビカク)ストレートの場合、
美革(ビカク)ストレートの場合
- 1剤で必要以上に軟化させ(傷ませ)ない
- 1剤で傷んでないので、アイロン前のドライが早い
- アイロン前にブローでクセを伸ばすので、必要以上にアイロンしない
- 結果、アイロンでの傷みが少なく、早く終わる
- タンパク変性を起こさず、ブローでクセを伸ばすので自然なストレートになる
美革(ビカク)ストレートの薬剤の特徴
今までの縮毛矯正と美革(ビカク)ストレートの薬剤の違いを簡単に言うと、
今までの縮毛矯正は、
強アルカリ×中~高還元
それに対して美革(ビカク)ストレートは、
低アルカリ×高還元
になります。
アルカリと還元の役割は、
アルカリ=髪の毛のキューティクルを広げる力(強いと傷む)
還元=髪の中の結合を切る力(たくさん切れるほどクセが伸びる)
低アルカリでも大丈夫なの?
と、思われるかもしれませんが、手術に例えるなら、
今までは、お腹を大きく開け、傷跡が残る開腹手術でしかできなかったことが、体に負担をかけず、傷跡が残らない腹腔鏡手術でできるようになった。
みたいな感じです。
縮毛矯正に重要なのは、どれだけキューティクルを開かせる(痛ませる)ことではなく、どれだけたくさん髪の中の結合を切る(クセを伸ばす)ということなのです。
美革(ビカク)ストレートの多層還元力(結合を切る力)
と、思われてる方もいると思うので、少し説明します。
髪の毛の太さ・クセの種類・強度・エイジング毛・ダメージ毛などによって、効き目がある還元剤が異なります。
今までの縮毛矯正は、1つの薬剤に対して、還元剤は1~2種類しか入っていませんでした。
この美革(ビカク)ストレートには4種類の還元剤が配合(多層還元)されています。
システアミン | 過度な膨潤が少なく、カラーの褪色が少ない。柔らかい質感、繰り返して施術してもハリ・ツヤが保たれる |
アセチルシステイン(シス) | 柔らかい仕上がり。ダメージ毛へのアプローチが得意。 |
チオグリセリン | 保湿効果がああり、髪に負担をかけず手触りのいいツヤ感を出すことが得意。 |
チオグリコール酸 | 還元力が強い。弾力があり・ハリ感がある。 |
それぞれの還元剤の特徴を活かし、「伸びやすさ」、「仕上がりのキレイさ」、「質感の良さ」を追及してできたのが、この美革(ビカク)ストレートです。
なので、現代の複雑化したお客様の髪に対応できるのようになったのです。
中性ストレートや酸性ストレートとの違いは?
という疑問をお持ちの方に回答します。
結論から言うと、
美革(ビカク)ストレートは、中性ストレートにも酸性ストレートにもなります。
酸性ストレートのメリットは、髪と同じ弱酸性なので、傷んだ髪の毛には非常に効果的ですが、
傷んでない健康な部分には、薬剤が反応しづらい(クセが残る・時間がかかる)
というデメリットがあります。
美革(ビカク)ストレートは、中性、弱アルカリ性、弱酸性の薬剤をその人のクセやダメージ度合によって使い分けるので、短時間でクセをしっかり伸ばすことができるのです。
例えば、
このようなお客様の場合、
アルカリストレート → 黒い部分は伸びるが、茶色の部分は傷みやすい
酸性ストレート → 茶色い部分は傷まないが、黒い部分が伸びない
という事が起きやすいです。
しかし、美革(ビカク)ストレートの場合、
このように、弱アルカリ性、中性、弱酸性の薬剤をダメージレベルに応じて塗り分けます。
美革(ビカク)ストレートのまとめ
最後になりますが、美革(ビカク)ストレートは、当店Vanillaの中で最も髪質を改善し、1番綺麗なツヤ髪になるメニューです。
- 縮毛矯正・ヘアカラーを繰り返して、髪が傷んでしまった
- 不自然な直毛にしたくない
- クセが強くウネり・膨らむ
- 髪がまとまらない・パサつきツヤが出ない
- 手触りがゴワゴワ・ザラザラ
- 年々、髪質が変わり、まとまりがなくった
- トリートメントをしても満足できない
- 毎日の朝の時間を短縮したい
このような髪のお悩みをお持ちでしたら、ぜひ美革(ビカク)ストレートを体験してみてください。
ではでは。